さて、もろもろの準備が整いいよいよ点滴の始まりです。
いきなり抗がん薬が打たれるのではなくまず始めに生理的食塩水が点滴されます。これの目的はきちんと血管が確保され点滴もれがないか確認するためです。
抗がん薬が漏れてしまうと壊死したり大変なことになりかねません。
きちんと生理的食塩水が流れることを確認したら次は、15分程度吐き気・アレルギー(過敏症)を押さえお薬が点滴されます。(デキサート+ガスター+ポララミン)続いて30分程度主に抗がん薬を点滴した日に起きる吐き気を抑えるお薬が点滴されます。(グラニセトロン)
昔皆さんもTVとかで、抗がん薬を受ける洗面器とか抱えて嘔吐して苦しんでいるシーンを目にしたことがあるかもしれませんが、近年では事前に予防出来るものはするというようになっていますよね
後ほど、お話しますがそれでもムカムカしたりつわりのような感じになったりすることもあります。これも、何ともない人もいますし、個人によって違います。
私がこのお部屋で書いていることは2015年当時の事。がん治療は日々進歩しています。きっと副作用対策もさらに進んでいるかもしれませんね。
さぁ、いよいよ抗がん薬先ずはパクリタキセルという抗がん薬が入ります。
(パクリタキセルというお薬については次回お話しますね。)
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