見た目「アピアランス」の悩みー
前回は、脱毛を中心に抗がん剤点滴後に起きた変化についてお話しました。
では、どのような対処を私がしたかのお話をしたいのですが、まずその前に見た目の変化は大きな苦痛になるというお話から。現在がんの治療法も様々です。抗がん剤、分子標的薬、放射線治療など。
これらの副作用だけでなく、たとえば乳がんの患者さんで乳房の切除をした場合など治療に伴う見た目の苦痛の割合はとても大きく占めています。見た目の悩みは心にも大きく影響を与えます。
治療によって、命が助かっただからそれくらいの事と思う人もいるかもしれませんが、うつのような症状を起こしたり、社会から孤立させたり、こんな辛い思いをするのなら、治療をやめたいと思ったり、問題はかなり大きなのです。
特に、抗がん剤治療なども長期に入院して行うのではなく点滴の時だけ化学療法室に来院して受けるという外来治療がほとんどです。私も2クール目からは外来治療でした。また仕事を続けながらがん治療を受ける患者さんも多くなってきています。ですからアピアランス=見た目のケアが重要視されるようになってきました
最近では、アピアランスケアに関する相談窓口も設置されている病院も多いです
是非相談されると良いと思います。
少しでも心と身体が前向きに、なれることが大切です。
次回は、わたしの見た目の変化と対処法をお話します。
Comments