top of page

#77 抗がん薬治療(2クール目からの話緩和ケア認定看護師との出会い)

 さて、化学療法室で準備をすませて2回目の点滴の始まりてす。

 お昼過ぎ頃でしょうか緩和ケア外来を担当しているSさんという看護師さんが点滴中の私のベッドに尋ねて来てくれました。自己紹介をしてくださり少しお話も聞いてもらい次回抗ガン薬点滴後5日目の経過観察の為の血液検査に受診の時にあらためて緩和ケア外来でお話しを聞いてもらう事になりました。

 皆さん緩和ケアと聞いてどんな状態を思い浮かべますか?

 多くの方のイメージはガンと診断されさまざまな治療をしても、治療不能になったり、再発・転移した状態の時にどうにかして延命をしたいとか、ガンにと伴う痛みなどの症状を和らげる為の処置をしてもらう所と思って今せんか?

 もちろんこれらのことは重要視されなければいけませんが、

 がんが極初期であっても身体の痛みだけでなく、社会的な痛み(お金は大丈夫だろうか。仕事は続けていけるのだろうか。私のように家族を含む人間関係の事)、精神的な痛み(不安で眠れない。自分ばっかり取り残されてしまっている気がする。鬱ぽい)またスピリチュアル(宗教的)な痛み(私が悪い事をしたから、先祖の因縁で罰を受けているのではないか。あの時あの事が悪かったのではないか。私の人生の意味はあるのか)ここに今思い付くままあげてみましたがまだまだ沢山あります。

 100人患者が100通りの痛みがあります。

Comments


bottom of page