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#84 抗がん薬治療の辛さについて

前回までのお話のなかで、バクリタキセル+カルボプラチン(通称Tc療法)の3回の治療を経て特に末梢神経障害か強くなり4クール目からドキタキセル+カルボプラチン(通称DC療法)に変更になりましたが…

やはり、手足のしびれ痛み(末梢神経障害性疼痛)が続きました。

末梢神経を冷したら良いと言われているため点滴中は両手先をアイスノンで冷してくれました。

しかしなかなか改善することはありませんでした。

末梢神経障害は、シスプラチン、カルボプラチンなど白金製剤と呼ばれるもの、特にカルボプラチンに強くでるそうです。これは蓄積性があり抗がん薬治療後、直ぐに改善するものでなく半年、年単位で回復の経過をたどるものです。

私の場合、最後の6クールが終了して7年が経過していますが、当初よりはましになったかもですが、依然として手足のしびれがあり、細かなものが掴みにくかったり、微細な感覚のものがわかりにくかったり、足の裏にいつもサロンパスが貼り付いている感じなどがあり脚に力が入りにくく疲れたやすいです。

某大学病院の薬剤師に聞いてみたら、たぶんずっと一生の付き合いになるでしょう。とのこと。

痛みのピークの時には、プレガバリン、ミロガバリなどの薬があります。また、漢方薬牛車腎気丸なども有効性が高いようですよ。

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